2021~2024(令和3~6)年度用教科書「新しい数学2年」に準拠。(math connect「今日の授業のひと工夫」)「新しい数学」2年1章では、事象から一般的な性質を見いだし、文字式を使って一般的な説明をすることに関する資質・能力を育むことをねらいとしています。このねらいに対し「文字式を利用するのは事象の一般的な性質を説明するため」ということに留意したいところです。最初から文字式を使って考えるのではなく、具体的な数を使って性質を探究するなかで性質を見いだし、その性質が「いつでも成り立つか」という一般性が生徒のなかで問題になってはじめて、文字式を使う必要が出てくるというわけです。
東京書籍(株) 算数・数学編集部