2021~2024(令和3~6)年度用教科書「新しい数学」に準拠。(math connect「特集記事」)(1)GeoGebraを用いて探究的な活動を行うことで、図形の性質を見いだしたり、定理の表現を理解しやすくなることを提案します。(2)GeoGebraの簡単な紹介をします。Webサイトから利用できます。(3)具体的な例として、「円周角の定理の逆」の下線部分(後述)の理解が難しい点を解消するためにGeoGebraを用いる授業を紹介します。この授業には次の①、②のよさがあります。①GeoGebraを用いて、円周上の2点からつくった角が等しくなる点を探す活動を行うと、その点の集合が雪だるま型の図形になることを容易に見いだせます。②「円周角の定理の逆」の下線部分の必要性を感得することができます。
広島経済大学准教授 青谷章弘