学習指導要領において、小学校で600~700語、中学校では1,600~1,800語、高校では1,800~2,500語の英単語を扱うとされています。「増加する教科書の語彙数にどう対応するか?」でも触れたように、小学校では週2時間、中学校では週4時間という限られた授業時間の中で、こんなにたくさんの語彙を指導しきれるのかという不安とお悩みを先生方から伺うことが少なくありません。語彙力はすべての英語のベースです。導入した語彙が児童・生徒に十分に定着したなという実感が得られないうちに、次から次へと導入されるnew wordsをどうするかは喫緊の課題と言えます。
弘前大学准教授 佐藤剛