『「主体的な学び」を実現する算数・数学の授業づくり~「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を通して~(特別課題シリーズ115)2023年3月発行』より。 2 位数の加法(百の位への繰り上がりあり)や簡単な場合の 3 位数の加法について扱う。導入では、あえて筆算にこだわることなく学習を進めることで、児童に制限をかけることなく個別最適な学びができる環境を整えたい。話し合いでは、筆算形式への過程を大切にし、さくらんぼ計算や位取り表のような図を用いた考えや既習の筆算を基にした考えについて取り上げることで、個を埋没させることなく授業を展開したい。考えの同じところを問い、位ごとに分けていることや 1 位数同士の計算にしていることに気付けるようにし、協働的に学習を展開できるようにする。
東京教育研究所