令和4年10月に文部科学省から発表された「教育の情報化の実態等に関する調査結果」(概要)を見ると、児童生徒に1人1台のPCが行き渡ったことが分かる。また、ハード面については日本中の学校が日常の授業にICTを活用できる状況になってきたと言える。しかしながら、ICTを活用した授業や、児童生徒に対するICT活用の指導が難しいと答えている教員は多い。令和2年4月からタブレットが導入された学校と様々な状況の中で最近整備された学校とでは、ICT活用については大きな差が出ている。そこで、東京都内のいろいろな地域の6校から、ICT活用の現状と個別最適な学びと協働的な学びとの関連や、これからの教育について報告していただき、現状と課題についてまとめ、ICT活用に取り組んでいる学校の参考となるような報告書とした。(東研研究報告 No.355)
東京教育研究所