本研究委員会では、平成29(2017)年度から「小中一貫教育の現状と課題」を研究テーマに掲げ、先進校の実践を調査研究し、主に特色ある教育課程の編成や小中一貫教育校の学校運営について研究を進めてきた。今年度の調査研究については、本年4月より全国の小学校において、様々な形ではあるが、高学年での教科担任制が導入された。この導入に先がけて、小中一貫教育を推進する義務教育学校においては、小中の教職員が入り合って教科担任制を導入している学校を探し、その連携推進の実態を調査し、教育効果等を明らかにしたいと考えた。そこで、小学校で先進的に教科担任制を推進している学校を優先的に調べ、新たな取組に積極的に挑戦している特色ある小中一貫教育校7校を調査し、報告書にとりまとめた。(東研研究報告 No.351)
東京教育研究所