東書教育シリーズ中学校理科「教科書コラム復刻版」2002年9月作成より。「発展的な内容」関連資料として,昭和62年度版教科書「新しい科学」より抜粋・編集したものです。無重力状態(無重量状態ともいう)の宇宙船の中でA君は,B君から氷の菓子をもらった。そのとき,ちょうど地球からの連絡があり,A君は,氷の菓子を宙に置いたまま長時間連絡をとった。あとで気がついたとき,氷の菓子は,どうなったろうか。とけて棒だけになってしまったろうか。無重力状態の宇宙船の中では,氷の菓子は,棒のまわりに大きな水の球になって残っていたので,A君は,そのあまい水をストローでのんだ。無重力状態(無重量状態)では,物体の重さ(重量)がゼロになる。
東京書籍(株) 理科編集部