2024~2027(令和6~9)年度用教科書「新編 新しい算数3」に準拠。(math connect「今日の授業のひと工夫」)「新しい算数」3上p.72~73では、棒グラフの1目盛りの大きさについて考察します。棒グラフの1目盛りの大きさによって、同じデータを表したとしても見た目の印象は大きく異なります。身のまわりに目を向けると、かなり意図的に1目盛りの大きさを設定し、主張を明確に伝えようとするグラフも見られます。場合によっては、初見の印象に引きずられた判断をしてしまうことがあるかもしれません。本時の学習では、1目盛りの大きさが異なる2つのグラフの読み取りや比較検討に十分な時間をとるとよいでしょう。データを表す目的に応じて、適切な1目盛りの大きさについて考える習慣や冷静にグラフを読み取る力を育みたいところです。
東京書籍(株) 算数・数学編集部