東書教育シリーズ中学校理科「教科書コラム復刻版」。昭和37年度版教科書「新しい科学」より抜粋・編集したものです。(アルミニウムの精錬)アルミニウムは,酸素,ケイ素についで,粘土や岩石の中に多量にふくまれているものであるが,これらからアルミニウムをとり出すことは,たいへんむずかしい。アルミニウムの鉱石は,酸化アルミニウムを主成分とするボーキサイトである。(アルミニウムの性質)アルミニウムは軽い金属(比重2.7)で,銀白色をしていて美しい。電気や熱をよく伝え,うすくしたり,引きのばしたりすることが容易にできるので,電線にしたり,なべやかまをつくったり,あるいは,はくにして包装用などに使っている。
東京書籍(株) 理科編集部