「教室の窓北海道版(小中学校 教育情報誌)vol.38 特集:これからの防災・減災教育を考える」(2022年6月)より。平成30年9月6日午前3時7分。大きな揺れが北海道を襲った。最大震度7。「北海道胆振東部地震」と命名されたこの地震は広範囲で土砂災害や液状化現象を引き起こした。また、発電所の緊急停止により北海道は大規模な停電に見舞われた。私の勤務地では震度6弱の揺れが観測された。地震の前日に台風が通過していたことで校区の公園の木々はなぎ倒されていた。それに加えて震度6弱の揺れ。学校近くの道路は車が通れないほど陥没していた。この地震の影響で学校は臨時休校となり子どもたちは、電気のない非日常の生活を余儀なくされた。
札幌市立栄西小学校教諭 古田直之