ニューサポート高校「理科」vol.37(2022年春号)より。1995 年、スイスのミッシェル・マイヨール博士らが、ぺガスス座51番星を回る太陽系外惑星を発見しました。この成果は 2019年のノーベル物理学受賞等で称えられています。それまでも恒星の周りに惑星があることは予想されていたとは言え、系外惑星を観測して見つけ出すことが出来る時代となりました。2009~18年に稼働したアメリカ航空宇宙局(NASA)のケプラー宇宙望遠鏡の活躍もあり、現在約5千個の系外惑星が確認されています。
大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台天文情報センター 縣秀彦