小学校において新学習指導要領が全面実施となり英語が教科化された。そして令和3年度、全国の小・中学校の児童・生徒に端末が国より貸与され、GIGAスクール構想がスタートした。「端末を授業のどの場面で活用するか」「どのような効果があるのか」「英語の指導だけでも大変なのにさらにパソコンの指導など無理」など、多くの学校現場の先生方は不安を感じている。1人1台端末の活用は、英語・外国語活動学習初期段階の小学生のほうがより効果が期待できる。楽しく英語を学び、音声を中心とした英語を用いてのコミュニケーションを図る素地を育成するために、端末は画期的な学習道具である。小学校での1人1台端末の活用に焦点を当て、どのような効果が期待できるか、これまでの授業のどこが変わるかという観点から本研究テーマを設定した。(東研研究報告 No.342)
東京教育研究所