「学習者用デジタル教科書・教材 活用アイディア集」(四国支社、2022年2月)より。現学習指導要領の改訂の要点として、三つの柱に沿った資質・能力を育成するために、課題を追究したり解決したりする活動の「充実」が求められている。その学習過程としては、課題把握、課題追究、課題解決の三つの場面それぞれに、これまで以上に指導上の工夫が必要となる。その際有効に機能するのが学習者用デジタル教科書であり、その有用性を生かした授業展開を創造していくことがこれからの社会科授業には求められるであろう。
愛媛大学教育学部准教授 藤原一弘