「社会科・地図NEWSLETTER 第10号(2021年10月号)より。本校では平成23年に総務省と文部科学省の事業指定を受け、生徒・教員一人一台のタブレット端末や無線LAN等のICT環境が整備された。その後、文部科学省や市の事業委託を受け、ICTの活用を推進してきた。導入から11年目を迎え、生徒にとってのタブレット端末は、日常的に扱う学習ツールの一つとなっている。そのような環境の下で、「教え合い学び合う協働学習」を通した資質・能力の育成を目指し、効果的な学習形態、ICTの活用方法を模索している。本稿では、社会科歴史的分野の授業におけるタブレット端末の具体的な活用場面をこれまでの実践の中から紹介する。
三重県松阪市立三雲中学校教諭 山際蓮