「社会科・地図NEWSLETTER 第10号(2021年10月号)より。本校では以前より各教室に可動式大型モニター(電子黒板:SHARP製BIGPAD)とPCや実物投影機が設置されており、指導者用デジタル教科書についてはすでに10年以上の使用実績がある。また、ここ数年、一人一台の端末を児童が持つことを前提に、iPadを整備してきた。授業支援クラウドとしてはロイロノート・スクールを導入し、研究を行ってきた。無線LANも設置されており、1クラス30名が同時にインターネットに接続することも可能である。PC教室に行かなくても、普通教室でのインターネット利用がいつでもできる学習環境である。こうした中で、本校では今年度(2021年度)、初めて「学習者用デジタル教科書」を導入することとなった。「学習者用」は初めてで、研究目的もかねて、まずは5・6年生の社会と英語の2教科で導入することとなった。諸事情により実際に児童が「学習者用デジタル教科書」を手にしたのは5月下旬。それから1か月ほどで今回の研究授業を行うこととなった。
奈良学園小学校教諭 西川毅