「学習評価を指導の改善に生かす実践ー「指導と評価の一体化」のためにー」(2021年9月)より。本稿では、学習指導要領公民的分野の「C(1)人間の尊重と日本国憲法の基本的原則」を例に、「章」を「内容のまとまり」として捉えて指導し、評価につなげる事例を示す。『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料』 に、中項目をもって「内容のまとまり」とすることが示されている。東京書籍の教科書『新しい社会 公民』の章や節の構成と中項目との対応関係を整理することで「内容のまとまり」を捉えて単元を設定し、比較的長い時間で構成された単元の中で評価を行う。
東京都葛飾区立水元中学校主幹教諭 東野茂樹