早くに母を失った董永はひたすら父に孝養を尽くしたが、その父が死んだとき、葬儀費に窮して自ら身を売り一万銭を得る。これは漢代の有名な孝子伝説の1つで、立教大学や大阪大学、大阪市立大学などで入試問題として出題されたことがある。さて、今回考察したいのは、自らを奴隷として売る一万銭とは、今の日本の金銭価値でどのくらい(何万円くらい)になるか、ということである。自作の「漢文基礎常識」プリントも巻末に付す。
埼玉県立浦和高等学校 滝本正史
A4判たて,10ページ
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