「主体的な学び」を実現する算数・数学の授業づくり―「指導と評価の一体化」を通して―(東研,特別課題シリーズ98,2021年4月)より。データを収集,整理する場合には,目的に応じた適切で能率的なデータの集め方や,合理的な処理の仕方が重要であることを理解できるようにする。ヒストグラムや相対度数などの必要性と意味について理解し,それらを用いてデータの傾向を捉え説明することを通して,データの傾向を読み取り,批判的に考察し判断することができるようにする。多数の観察や多数回の試行によって得られる確率の必要性と意味を理解し,その結果を基にして,不確定な事象の起こりやすさの傾向を読み取り表現することができるようにする。
東京教育研究所