文字サイズ
全て選択
全て解除
タンパク質の精製は大変である。精製が終わってようやく研究のスタートラインに立てるというのに,むしろそこまでが大変なのである。大学院生の頃を思い出すと,10日かかって10ミリグラムも精製できれば大成功だった。その後,ポスドクになって超好熱菌のタンパク質を精製するための特別な技を教わったときには感動したものだった。それらの経験が現在の研究テーマの原点になっている。今日はこの思い出を記録しておきたい。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎
html
htm/18.0KB
非会員の方は公開から一年を超えた資料は閲覧出来ません。会員登録をすると、全期間の資料を閲覧できます。