教室の窓「小学校・中学校 教育情報」Vol.63「(特集)1人1台情報端末時代の新たな学び」2021年4月発行より。2011年3月11日午後2時46分に起こった大地震。このとき,鵜住居小学校と釜石東中学校の児童・生徒らは,手をつなぎながら一斉に逃げるなど,皆の協力により命を守ることができた。この時の事を,生徒たちは「奇跡」とは呼ばず,「出来事」と呼ぶ。それは,日頃学んだ事を行っただけだからだという。両校では,小中合同で避難訓練を行うなど,いつ災害が起こっても対応するための準備を行いながら,復興に向けたさまざまな活動も行われている。今回は,その内容を両校の校長先生に紹介していただく。
釜石市立鵜住居小学校校長 堀村克利
釜石市立釜石東中学校校長 米慎司