教室の窓「小学校・中学校 教育情報」Vol.62 2021年1月発行より,[特集]今求められる学習評価。算数科における具体的な評価規準の作成ならびに評価の実施にあたっては,単元ごとの評価規準を設定し,それを用いて適切に評価を行えるように,学習内容とともに評価の場面やその方法等を計画する。同時に,学習状況を把握し,「指導に生かすための評価」と全児童の学習状況について,総括の資料とするための「記録に残す評価」とを区別して評価の計画を立てる。本稿では,『新しい算数3上』を例に「指導に生かすための評価」と「記録に残す評価」の具体例を解説する。
お茶の水女子大学附属小学校教諭 久下谷明