東京書籍「ニューアクションβ数学Ⅱ+B」(2012年発行)で,an+1=pan+qbn,bn+1=qan+pbn(p,qは0でない定数)という関係がある2つの数列{an},{bn}の一般項の求め方が紹介されている。これは、和と差の数列{an+bn},{an-bn}が,それぞれ公比がp+q,p-qである等比数列になることを利用して解くものである。係数がこのようにうまく設定されていればそのような解き方もできるが,一般に,an+1=ran+sbn,bn+1=tan+ubnの場合にはどうなるのであろうか。本稿では,等比数列への変形を軸として,連立漸化式の一般項について考察してみたい。
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山口県立光高等学校 西元教善
A4判たて,5ページ
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