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連載コラム「かがくのおと」第136回 オンラインによる論文の共読

  • 理科
  • エッセイ
公開日:2020年05月26日
連載コラム「かがくのおと」第136回 オンラインによる論文の共読

新型コロナ感染症の問題が続くなか,研究室の学生たちと長年やってきた毎朝9時からの論文の輪読(いわゆる朝輪)もオンラインに移行している。そういう噂を聞きつけた他大学の研究者たちが参観に訪れ,研究室の学生とゲストとをあわせて毎日10名強で朝輪を続けている。昨日参加したゲストは,ジョンズ・ホプキンス大学のポスドクと,九州大学の博士課程の学生と,医学部6年生である。いつもと違うメンバーが入っていると刺激があって面白い。そしてこういう機会なので,夜にも輪読をはじめてみたのである。こちらは論文を書いたことのない学生を限定にツイッターでアナウンスしたところ,あっという間に応募があって,こちらは学生8名と輪読している。今回は,このようなオンラインでの輪読について整理しておきたい。リアルとオンラインや朝輪と夜輪の形を比較することで,ようやく輪読や共読や講義の違いを理解できた気がする。

筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

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