「ニューサポート高校「社会」vol.33(2020年春号)特集:センター試験分析・共通テストへの展望」より。今年度の「政治・経済」は,大問が4問,マーク総数は34と,昨年度と同じ問題数であった。個別の知識だけで解ける問題や,やや細かい知識を必要とする問題よりも,知識を組み合わせたり活用したりして解く必要のある問題が多くみられるが,いずれも基礎的な知識の組み合わせと資料の読み取りによって解答できるものであり,難易度は例年並みである。昨年度増加した5択以上から選択する問題は,昨年度の10問に対して9問,うち該当する選択肢をすべて選ぶ組み合わせ問題は昨年度と同じ4問で,いずれも昨年度並みであった。
広島大学附属中学校・高等学校 阿部哲久