昨年度発行した「特別な支援を必要とする児童生徒への配慮と工夫 その2」に続く研究冊子である。本年度も12の事例を取り上げ,特にデジタル教科書とタブレットを用いた事例を6事例取り上げた。各事例の構成は子どもの実態を最初に掲げ,(1)このような授業がしたい,このような力を付けたい,(2) 手だて,指導の工夫、(3)取り組んでみたら,の順で解説をした。さらに本年度は事例の最後に「関連する自立活動の内容」を示した。自立活動とは,特別支援学校学習指導要領に示されている一人一人の子どもが障害による学習や生活での困難を主体的に改善・克服しようとする取組を促す活動のことである。(東研研究報告 No.316)
東京教育研究所