変量 x:x1,x2,x3, ……,xnの平均値m,分散vはそれぞれ等差数列や等比数列の和として,またはΣ公式を使って求められるときは比較的簡単に求められるが,そうでない場合の手計算は煩わしいものである。だからといって,変量変量 x:x1,x2,x3, ……,xnにおいて,数列{xk}k=1,2,3,…,nが等差数列や等比数列とするとデータの分析としては面白さが半減する。もう少し気の利いた問題はないだろうかと入試問題を物色したとき,福岡大学の問題を見つけた。本稿では,この問題を叩き台にして一般の自然数の場合について考察する。
※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。会員向け無償ダウンロードはこちら→https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/login/newenter.php?wurl=/detail/40776/
山口県立高森高等学校 西元教善