相関係数が1に近い2つの対応する変量 x:x1,x2,x3,……,xn, y:y1,y2,y3,……,ynの散布図では,点(xi, yi)(i=1, 2, 3,…,n )は右上がりの直線上あるいはその近くに集中している。相関係数が1に近いとは言えなくても,たとえば 0.5であっても点の分布状態からある直線の近くに点在していることがわかる。では,このような直線 ―散布傾向を表す直線という意味で「散布傾向直線」と呼ぶことにする― をどのように定めるのが妥当であろうか。本稿では,「散布傾向直線」について考察する。
※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。会員向け無償ダウンロードはこちら→https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/login/newenter.php?wurl=/detail/40776/
山口県立高森高等学校 西元教善