「教室の窓「小学校・中学校 教育情報」Vol.58 2019年9月発行」より。新学習指導要領では,国語の指導事項として「情報の扱い方」が加わり,そこで「情報と情報との関係」を教えることが明記された。この「情報と情報の関係」というのは従来から言われてきた「広義の論理」にあたる。これを踏まえ,国語科における小・中学校の論理教育について,文章のまとまりや関係の学習を例として挙げながら説明する。また,論理を生きていくための道具として使える学習者を育てるために,留意することについても触れる。
広島大学大学院教授 難波博孝