以前,『2次不等式の解き方の指導についての一実践~出だしで戸惑っている生徒のために~』という原稿をEネットにアップしていただいた。ただし,それは2次方程式の解の公式を高校で扱い,しかも判別式という言葉も使えないという旧課程での考察であった。「ゆとり教育」から「脱ゆとり教育」,理数教育の充実へというスローガンを掲げた新課程になり,教科書も刷新されたが,それに伴って,2次不等式についての記述内容が大きく変わったかといえば,そうではなかった。生徒や教員が教科書に要求することは,わかりやすい説明と答案の書き方の双方がきちんと記述されていることである。いわば(興味・関心が抱けて)「わかること」と「できること」が期待できる記述があるかということである。生徒へのサポートについて考察したい。
※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。
『2次不等式の解き方の指導についての一実践 ~出だしで戸惑っている生徒のために~ 』
会員向け無償ダウンロードはこちら→https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/login/newenter.php?wurl=/detail/40776/
山口県立高森高等学校 西元教善