シリーズ連載「教科書で異文化理解を考える」より。小学校における外国語活動においては,導入に至る経緯から,異文化理解の視点が重視されてきました。平成29年に告示された改訂学習指導要領により,小学校高学年で教科化されることとなった「外国語科」においても,この視点の重要性が示されています。『NEW HORIZON Elementary 5, 6』には,多様な文化が取り上げられています。これらを単に「見える文化」の学習に留めず,そこに存在する自文化とは異なる視点に対する気づきを促す機会としましょう。
文教大学 准教授 中山夏恵