数学的帰納法を用いて証明をさせる問題の中に,42n-1+3n+1 がすべての自然数nに対して の倍数であることのように,2つの自然数 a, bを底とするそれぞれ自然数 nの1次式(pn+q,rn+s)乗の和 apn+q+brn+sがn=1のときの値ap+q+br+sの倍数であることを証明させる問題がある。つまり,an=apn+q+brn+sとするとき,すべての自然数nに対してa1|anであることを示すものである。N=1のとき,an=42n-1+3n+1 に対してa1=42・1-1+31+1=4+9=13であるから,これを一般化して《an=apn+q+brn+s(a,b,p,qは自然数,q,sは整数)がすべての自然数nに対してa1=ap+q+br+sの倍数(すなわちa1|an)である》ための条件を考えてみる。
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山口県立高森高等学校 西元教善
A4判たて,4ページ
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