ニューサポート高校「理科」vol.31(2019年春号)より。[生物基礎]分量は現行センター試験とほぼ同じである。特徴としては,単純な暗記知識で解ける設問が減少した。代わりに会話文や身近な生物の内容の設問が多く出題され,共通テストが目指す方向性が反映されている。読解力を必要とする設問や知識を関連させる設問が多いので,時間内で解答するのはやや厳しいと思われる。[生物]知識を使って解答を導きだす思考力が重視され,単純な暗記知識で解答できる設問は少なか った。複数の分野にわたる総合問題が出題された。また,組み合わせを選ぶ設問で,部分点の設定があるものが見られた。分量は前回のプレテストに比べて減少したが,思考力や文章の読解力を求める設問が多く,現行のセンター試験よりやや難しくなった。
東進ハイスクール講師 山口学