教室の窓「小学校・中学校 教育情報」Vol.57(2019年4月発行)より。学習指導要領の改訂で,地図帳の給与が第4学年から第3学年へ早められた。すなわち,第3学年が楽しみながら,無理なく,地図活用の基本的な技術や,知識を身につけられる仕組みが求められる。また第6学年では地図帳の活用度がやや低いように感じるが,新しい地図帳の工夫次第では,地図帳を使ったより活発な学習が実現できる。地図帳の使用は,使用する4学年を通し,「社会的な見方・考え方」を身につけるのに効果的なのである。
上越教育大学大学院教授 志村喬