定数aに関わるxの連立1次不等式の問題で,その解の中に指定された個数の整数xがあるように定数aの値の範囲を定めるものがある。いわゆる「連立1次不等式の整数解」の問題である。これは,定数aに関わるxの連立1次不等式の解において,端点の「aの式」が含まれたり含まれなかったり(つまり,等号つきの不等号で表される不等式であったり,等号なしの不等号のみで表される不等式であったり)するタイプの問題で,その解決の際に「n(整数)<a,x<a ⇒x≦n」を使うことがある。しかし,等号がつかない不等号だけの不等式から等号つきの不等号での不等式が導かれることにわかりにくさを感じる生徒は少なくない。本稿では,この性質を中心に考察してみたい。
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山口県立高森高等学校 西元教善
A4判たて,4ページ
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