撮影年月日:1993年11月、撮影者:愛媛県K.K、撮影場所:伊予市森の海岸。伊予市の森の海岸に分布しているこの地層は、新生代第三紀の終わりから第四紀の初めにかけて堆積したものである。この地層は、礫層、砂層、泥層の互層で、場所によって多少違うが、この写真の所では約70度と大きく傾いてる。礫層を構成している礫種は、結晶片岩、和泉層群起源の砂岩、安山岩が主である。礫の大きさは、大きいもので約30cmある。また、それらの礫は、角がとれて丸みを帯びている。この地層は、海岸で明瞭な露頭が観察できる。そのため観察の時間帯は、干潮の時が望ましい。また、地層が大きく傾いていて、崩れ易くなっているので、雨が降った後は観察をしない方がよい。
愛媛県 K.K