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生命科学の分野では今,液-液相分離がホットな研究テーマになっている。これまで,「かがくのおと」でもこの話題をいくつか取り上げてきたが,今回,プリオンタンパク質も細胞内で液-液相分離をするという論文を紹介したい(1)。プリオンタンパク質は強固な凝集体を形成して感染因子になることが知られていたが,このたび,ストレスに応じてゲル化し,ストレスから守る働きもあるようだ。そのために,この危険なタンパク質が進化的に保存されてきたのかもしれない。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎
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