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連載コラム「かがくのおと」第101回「ATPに別の顔が?」

  • 理科
  • エッセイ
公開日:2017年06月21日
連載コラム「かがくのおと」第101回「ATPに別の顔が?」

ATPは生物学に登場する化合物の中では最も有名なものだろう。ご存知のとおり,エネルギー通貨としてさまざまなタンパク質に利用されている化合物である。ところが,最近サイエンス誌にATPは別の役割も持っているのでは,という論文が報告されている。細胞内でタンパク質の凝集をふせぐ働きがあるのだという。今回は,この魅力のあるもっともらしい仮説を紹介したい。

筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

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