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連載コラム「かがくのおと」第96回「できてしまう科学の時代」

  • 理科
  • エッセイ
公開日:2017年01月21日
連載コラム「かがくのおと」第96回「できてしまう科学の時代」

科学雑誌に並ぶ年末恒例「10大ニュース」は,毎年楽しみのコーナーである。ネイチャーとサイエンスの両誌が最初に選んだテーマは重力波であった。これぞ基礎科学の結晶のような成果だ。一方,人工知能も急成長を遂げ,囲碁チャンピオンを破ったことは広くニュースにもなった。ゲノム編集ではCRISPRを使った臨床応用が成功し,再生医療では3人の親を持つ赤ちゃんが誕生した。今回は,年末の科学記事(1-3)に個人的な選好をあわせて,2016年の科学を振り返ってみたい。

筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

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