文字サイズ
全て選択
全て解除
2016年3月,人工生物の誕生が報告されている(1)。JCVI-syn3.0と名づけられたこの自立して生きる細胞は,マイコプラズマ・ミコイデスの107万塩基対のゲノムをベースに,徹底的な改変を加えられた473遺伝子の最小サイズのゲノムを持つ。ゲノミクスの広大な分野を切り開いてきた偉大なクレイグ・ベンターらの20年におよぶ研究の結実である。人類の手で生物を作るための,方法と知識のスターターキットが揃ったことになる。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎
html
htm/15.8KB
非会員の方は公開から一年を超えた資料は閲覧出来ません。会員登録をすると、全期間の資料を閲覧できます。