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3月は最終講義の季節である。これぞ本物の卒業発表会で,毎年この時期を楽しみにしている。今年も4名の「卒業生」の発表を拝聴した。定年を迎える教授たちは,もう自分もそんな年になったのかという戸惑いと,研究人生を全うした満足感とがないまぜになった複雑な表情をしているものだが,こうしてひとつのことに目を向け,耳を傾け,そして心を寄せ続けてきた人生とはいったいどういうものだろうかと,いつも思う。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎
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