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連載コラム「かがくのおと」第46回「論文を書く目的」

  • 理科
  • エッセイ
公開日:2012年11月21日
連載コラム「かがくのおと」第46回「論文を書く目的」

研究者は論文の読み書きに相当の時間を費やす。読んだ論文だけでも相当数にのぼる。熟読したあとナンバリングして引き出しに整理する論文だけで年に300本はあるし,ざっと読んで電子ファイルを残す論文はその数倍はあるだろう。題名と要旨をチェックするだけの論文はさらに多い。大学の居室にいるときにも当然読むが,出張のたびに論文の束を持って行くし,退屈な会議のお供にもぴったりだ。平均すれば1日2時間は論文の読み書きに費やしていると思う。

筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

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