月曜日は朝から午後の半ばくらいまで雑用をしていることが多い。土日はしばしば大学の居室にいるが,やりたいことに専念していてメールもまず読まない。木曜日や金曜日も急ぎではない細かい仕事はスルーして,月曜日に回すようにしている。そして月曜日の朝,一気に片付けていく算段だが,これが意外と気分がいい。大したことのない仕事を溜めているので,集中して取り組めばどんどん片付く。手帖に処理済みの二重線が増えるにつれて気持ちが良くなってくる。圧倒的な仕事ぶりに自分で惚れ惚れするわけである。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎