数学Aの教科書で扱われる「順列」には,(一列)順列,円順列,重複順列,同じものを含む順列がある。(教科書ではじゅず順列は扱われていない。)
なお,同じものを含む順列は,順列の中ではなく組合せの中で扱ってある。生徒にとっては,組合せの中に再度順列が扱われているので訝しがる者もいる。つまり,順列の中で扱えばよいのになぜわざわざ組合せの中で扱わなければならないのかという疑問である。
また,n個のものから r個とった重複順列とは n個の異なるものから,くり返し用いることを許して,r個とって並べることであるから同じものが含まれている。すると,ここで r個のものの中に同じものがある同じものを含む順列との混同が生じる生徒もいる。
本稿では,この2つの順列について違いや関連性を生徒にもわかるように考察してみたい。
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山口県立高森高等学校 西元教善
A4判たて,5ページ
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