「「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指して」(2018年10月)より。本単元では,「和」と「洋」の特徴について書かれた教材文を要約したり,他の本や資料で調べた ことを引用したりしてまとめ,紹介し合う言語活動を設定しました。「和」と「洋」という対照的で 多岐に渡る事例を比較するためには,焦点化した視点を設定することが必要となります。筆者が設定 した視点を,児童が意識しながら読んでいけるよう,中心となる語や文を要約・引用してフレームに 当てはめる活動を行います。そうすることで,児童は主体的に二つの事例を比較し,違いをより明確 にしながら読み深めることができるでしょう。その読解の過程や手順が,自分で調べた事例を「日本 と外国くらべる事典」としてまとめる際に,生かされるようにしていきます。
東京書籍(株) 国語編集部