「「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指して」(2018年10月)より。 本単元では,最後の場面のごんと兵十について感想を伝え合う言語活動を設定しました。感想を伝 え合うためには,兵十に対するごんの気持ちの変化と,ごんに対する兵十の気持ちを読み取る力が必 要となります。中心となる人物とほかの人物との関わりに着目して読む必要性を感じさせ,主体的に 学習に取り組むことができるよう,単元の導入部の学習を工夫しましょう。また,それぞれの時間で 「ごんの気持ち」を日記風に書く活動を設定します。そうすることで,児童は「ごんの気持ちに寄り 添いながら」考えをまとめていくでしょう。そのまとめた日記が,感想交流の際に生かされるよ うに していきます。
東京書籍(株) 国語編集部