4つの実数a, b, c, dを使って,演算を表現してあるものには,分数の四則演算,
複素数の四則演算, 平面ベクトルの和・差・内積, 2次の正方行列の行列式のようなものがある。
このような式を眺めていると気付くことがある。たとえば,(分数の差の分子)=(2次の正方行列の行列式),(複素数の商の実部の分子)=(内積)などである。生徒もこれに気付いているはずである。
このような類似性にそれら演算の構造が見て取れる。このような見方をできるようにさせることも大切であろう。
本稿では,4つの実数a, b, c, dを使って演算を表現してあるものについて,同じ式が出現する場合を中心にして考察する。
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山口県立高森高等学校教諭 西元教善
A4判たて,5ページ
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