テストを採点していると,思わず唸ってしまうようなエレガントな解答に出会うこともあれば,吹き出しそうな珍答もある。教科書や問題集からまったく同じ問題を出したとき,答えを覚えているがその解き方を忘れたとか理解できなかったとかででっち上げた解答もあれば,まったく方向違いの正しくない方法で解いたにも拘わらず偶然答えが合ってしまったものもある。
授業であれほど口を酸っぱくして指導したのに何て解答をしているのだ!と怒り心頭になることもあれば,それを通り越して脱力感を感じるときもある。しかし,生徒は生徒なりに苦心して解答しているのであるから,その思考過程を辿り,今後の指導に活かさなければならない。
本稿は,生徒の珍答から学ぶべきこともあるという立場で考察したものである。
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山口県立高森高等学校教諭 西元教善
A4判たて,4ページ
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