数学Ⅰの2次方程式の中で,2次方程式が指定された条件を満たすような実数解をもつように,その2次方程式の係数・定数項に含まれている定数の値の範囲を求める問題を扱う。
異なる2つの実数解をもつには,その2次方程式の判別式Dが正であればよいが,バリエーションが拡がってくるとその基準が明確に捉えられず混乱する生徒がいる。
授業ではどうしているであろうか。こうすればできる的な効率的な展開だけに終わっていないだろうか。これがなければこんな具合になる場合もあるから適さなくなる。だからこれは必要であるといったことを実感させながら授業をしているだろうか。足場をもっと固めてくれる授業を要望している生徒は少なくないのではなかろうか。
そんな思いを持って,本稿では2次方程式の実数解の存在範囲指定問題の指導 ~判別式や軸の要不要を疑問に思う生徒を対象にして~ について考察する。
※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立高森高等学校教諭 西元教善
A4判たて,7ページ
Word
docx/738.8KB
pdf/594.7KB
非会員の方は公開から一年を超えた資料は閲覧出来ません。会員登録をすると、全期間の資料を閲覧できます。