次期学習指導要領では,共通教科情報でプログラミングが必修となります。また,小学校では,理科,算数にプログラミング的な学習,中学校技術・家庭科の技術分野では従来から行われている計測・制御のプログラミングに加え,ネットワークを介した双方向コンテンツのプログラミングが追加されました。その一方で現在,高等学校でプログラミングを含む「情報の科学」の履修率は約2割。そろそろ,次期学習指導要領でどのような授業を行っていくか,検討しはじめた頃ではないでしょうか。本書では「なるべく簡単な」をキーワードとして,さまざまなプログラミング言語を使った活動を取り上げました。本書が,プログラミング学習について考えるときの一助となれば幸いです。
東京書籍(株) 情報編集部