“小學化学書”(ロスコウ,全3巻,明治7年発行)は,明治初期の代表的な化学教科書です。
“小學化学書”は実験をベースとした教科書で,目に見える現象から順に解き明かしており,その配列も系統的で,現代にも通ずる手法をとっていると考えられます。
内容に関しても,火・水・風(空気)・土などと大項目ごとにまとめられており,現在の化学教育にも取り入れられるのではないでしょうか。
なお,この訳文は,平成9年度科学研究費補助金(奨励研究(B))「“小學化学書”にみる明治初期の化学教育と,
現在の中学校における化学教育との比較検討(課題番号09915022)」によるものです。
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石川県河北郡宇ノ気町宇ノ気中学校 米田茂